ディスクローター
24インチの一輪車に組んだディスクブレーキ、
ちょっと長めの下りでブレーキをずっと引きっぱなしだと、熱を持って効きが悪くなっちゃう。
一旦止まって少し冷えてしまえばスグに復活するのだけど・・・
aoringerさんが組んだディスクブレーキはそんなコト無いそうなのよね。
MTBでも、下りで熱を持つとディスクローターが微妙に歪んでシュッ・シュッシュッ・・・と鳴ることがあるでしょ?
それを嫌って、私の24inはフローティングローターというモノを組んであるの。
フローティングローターってこんなやつ。
リベットのようなピンは完全にカシメてなくて
ローター・スパイダーアームの歪みがそれぞれ伝わらないようになってる、
これはピンがあまり緩くないセミフローティングタイプに近いけど、
昔、オートバイに入れていたレース用のフローティングローターは
ディスクやピンがカタカタ動いて走ってると賑やかだった(笑
目論見どおり、熱ダレするほど熱くなっても歪みでスレ音が出るようなコトはほとんど無かったの
でも機械的には繋がっていても、ピンやスパイダーアームのほうに熱が伝わりにくいから
放熱を考えると不利なんじゃないかと、、、
レーザーカットの1枚モノのローターはMTBで色んなメーカーのを試したけど
どれも多かれ少なかれ歪みが出ちゃう。
コンバーター付けて径の大きなローターにすれば熱的には余裕が出るのだろうけど
キャリパーの取付け部分に不安があるし・・・
キャストのスパイダーアームは丈夫そうだし、キャストのスパイダーアームは
1枚モノのローターより表面積が大きくなるから放熱も有利かもしれない、、、
そんなワケで買ってみました♪
アイステックとか言う新技術?採用のタイプ、
ディスクが3層構造になってて、放熱が従来のモノより良いそうです。
どうせなら、交換の前と後で比較出来ればと思いまして・・・
放射温度計、対象が光モノだと正確な値が出ないけど、目安になるかな~と思って。
これは走る前だからローター温度=外気温
近所の急坂に行ってテスト。
15~17%、130mくらいの坂道をゴリゴリと漕ぎながらブレーキ引いて下る。
下ってすぐ温度を測ってみたのだけど、40℃くらい・・・
手で触ってもそのくらい、熱を持つには距離が足りないし、そもそも外気温が低すぎ
寒いから2回目に計ると5℃くらい下がっちゃってるんだもん。。
熱ダレ起こしてたのは、もっと暑い時期、気温が高ければ放熱も悪くなるし
距離も数百メートル~1キロとか、連続でブレーキかけ続けるような状況じゃないと、、、
でも、せっかく工具も持ってきてるコトだし、ローターを交換。
Nimbusのディスクハブはクランクのみならずベアリングも外さないと交換できない、
風が冷たい道路の路肩でローター交換してカンカンとベアリング打ち込んで・・・(爆
やっと付いたと思ったら、ディスクとスパイダーアームをカシメてるリベットが
そんなこんなで交換も済んで、坂道を上って再びテスト。
温度計はアテにならないから、手で触った感じなのだけど・・・
ローターからリベット~スパイダーアームまでちゃんと熱が伝わってる。
ローターの温度はさっきよりちょっと低いかもしれない、
「アイステック」のローターの放熱が良いからなのか
スパイダーアームへ熱が逃げることでローターの温度が下がったのかはわからないけど、たぶん後者。
フローティングディスクのときは、ローターだけ暖まってピンは何となくぬるいかな?程度
スパイダーに至っては熱がぜんぜん伝わってる様子がなかったの。
気温が低い時期は放熱の効率もよくなるから、熱ダレについてはわかんないという結果に(爆
効果がハッキリ出るのは暑くなってからだね。
緑色の矢印のトコがリベットと干渉したので削った部分。
ブレーキキャリパーはヘイズ(Stroker Prime Expert)との相性は良くなかった。
現地では慌てて交換したので気が付かなかったけど、
画像で見たらローターはちゃんと3層構造になってるんだね、、、