SDRラジオのアンテナを改善してみる
先の記事のついでに、以前購入したまま放置してあった中華アンテナチューナーを組み立てた
ちゃんとした受信機と違って、SDRのドングルは100円ライターほどの筐体で超広帯域の周波数を受信しちゃうから混信が酷いのは仕方ない
ドングルに入る前に目的の周波数以外をカットするBPF(バンドパスフィルタ)があれば多少は効果あるのかな? 中国のサイトで見かけた短波帯用のアンテナチューナー、中波~短波帯ぜんぶをカバーすることはできないけど、BPF代わりにつかえないかな?と思って買ってあったのだ♪
10ドルちょっと、クオリティはともかく国内の通販だったらバリコン2個+送料程度の値段で手に入っちゃう、、、
説明書とか回路図とか付属して無いけど、検索すればすぐ出てくる
T型のマッチング回路に検出用のブリッジ回路という単純な構成
先にいちばん面倒なコイルを作るよ
タップ取り出したい巻き数のときにドライバーの軸ごと巻いて、もう1巻きしたあと千枚通しでくるっと捻って、取り出しを作る
指先が手荒れでバリバリ(汗
ブリッジ回路のほうの小さなコアも作る
タップの取り出し部のほうはヤスリやリューター使って被覆を剥がした
ダイオードとコンデンサーは1つづつしか無いから問題ないけど、50Ωx3本と1kΩx1本の抵抗は、回路図のほうには抵抗値の表示、基盤のほうはR1,R2,R3,R4と部品番号で表示してあって、どれがどれだかわからない(爆
基盤のパターンと回路図を見比べて(虫眼鏡必須!?)LEDの電流制限抵抗(1k)はすぐわかった、それより小さいコアに巻いた1次側と2次側の表示が図面と逆になってるけど、どちらが正解なんだろう?
無線機を繋いで送信したとき、インピーダンスが合っていないときにブジッジ回路に電流が流れて、その電流の比率が2:5になるか5:2になるか?インピーダンスが合ってしまえば電流は流れない(LEDは光らない)どうせ小電力でしか使えないから、そのときに煌々と点灯するかうっすらとしか点かないかの違い?受信にしか使わないつもりだからどちらでもいいや
コイルとロータリースイッチを合体するのだけど、等間隔に並んだスイッチの足と不等間隔なコイルのタップ、そのままじゃ位置が合わせられずに結局は銅線を継ぎ足すコトになってしまった、最初からもっと長めにタップを出しておけば良かった
付属の紙製のチープなシールがそのまま穴あけの型紙のようです
シールが少し横にズレたか?内部の凸がバリコンに当たってしまった→カッターナイフで削り取った
バリコン、BNCコネクタ、基盤、奥のほうの部品から順番に接続していく
無線機を繋いで送信するのであれば、もう少し配線の取り回しを気にするけど、今回はいいや(笑
あと、余ったのは、、、
電線はこのくらい残った、スイッチの回り止めのワッシャーはあえて付けなかった
バリコンのつまみのほか、使い道のわからないM2.5x20のビス2本、M3のナットx2、ワッシャーx4
このつまみって、ポリバリコン用のものではなくて、細軸のボリュームとかに使うやつだよ、真鍮の部品を軸に取り付けてつまみを被せて上からネジで締めこむと、真鍮の部品が楔のように軸を締め付けて固定するやつ。
ネットで他の人が製作した記事を見るとネジのサイズが合わないビスとナットを無理やりあわせてつまみを取り付けたりしてるのを見かけたけど、どうやっても(緩んでしまう等)うまい具合に付かないはず、
ワタシはうん十年前に買ったポリバリコンの延長シャフトの手持ちがあったので、それを使って付けた
作り始めてしまえば延べ2時間程度なのだけど、モノが届いてから手を付けるまでに2か月以上かかってる (^^ゞ
アンテナと受信機の間に入れて、ぐりぐりイジると少しだけ混信が低減するけど、目的の周波数以外をカットするためのBPFと違って効果は微妙、、、大きく周波数を動かすたびにつまみをイジるより、ソフトウェアで設定を調整したほうが早いカモ(笑
出来ればコイルを巻きなおして、もう少し低いほうまで使えれば良いのだけど、コイル巻くの面倒だし、このまま放置されちゃいそうな予感、、、
*** 追記 ***
インピーダンスが高いワイヤーアンテナには、9:1のバランを入れているのだけど、バラン無しで同軸に直接、ワイヤー(心線)とグランド(網線)を繋いだほうが調整しやすいっぽい、ワイヤーの長さにも依るのだろうけど目的の周波数の1/4~1/2波長くらいが合わせやすい感じ
組み立て前から、バリコンの軸を回すとゴロゴロという感触があったの
何度か回しているうちに、ある程度は消えてはきたけど、アンテナアナライザー繋いで調整しているとき、バリコンをゆっくり回すと合わせて指針もゆっくり上下するのだけど、所々でピクン!っと針が振れる、ボリュームで言うところの「ガリ」みたいな挙動が出る、品質はやっぱりそれなり。