あざみライン
富士山の5合目へのルートといえば、、、
スバルライン・スカイライン、そしてあざみライン
スバルラインに上ったときもスカイラインに上ったときも、次はあざみ?ってコメント貰ってたんだよ。
斜度は緩めで距離の長いスバルライン、斜度・距離とも中くらいのスカイライン、
距離はともかく平均斜度は5~7%(だっけ?)、
それに比べて平均10%最大20%超というあざみラインはキツすぎるだろ?
36インチの一輪車は15%程度が限界、それを超えると坂道発進が非常にキツい、
でも20インチじゃ往復20km以上の距離はたいへんだし・・・
中間のサイズ、24インチなら20よりはまし、ブレーキついてるし下りも大丈夫、
ブロックタイヤだけどうにかすれば・・・
というコトで(今回のためだけに)わざわざ24インチのタイヤを購入♪
Maxxis Hookworm 24x2.5
あざみラインで開催される自転車のヒルクライムレースだって
それ専用の対策してる人いるみたいだし、、、ね。
ついでに、だいぶ前に替えたっきり試せていないQu-AxのAirサドルの様子も試せるね。
機器の対策もだけど、激坂を上るための対策も。
ワタシの家の入り口、短いスロープになってるんだ。
コンクリートブロック横2個ぶん(80cm)で縦1個ぶん(20cm)=25%勾配
道路との接続部が異形な端のほうは30%くらいある。
距離が6mくらいしか無いけど20インチのトライアルならココは上れるのよ、
ブロックの無い24インチ+150mmクランクなら20インチ+125mmクランクと同じくらいの感じで行ける。
距離はともかく、少しだけ坂道発進の練習をしておいた (笑
坂道発進に失敗して前に降りた際に、一輪車が後ろ(坂の下方)へコロコロと落ちてしまったコトがあってね、
クルマの通る道路でそんなコトになっても困る、、、
というより、わざわざ上ったのに下まで取りに行くのは嫌だから。
念のためスノーボードの板から流れ止めを流用、激坂対策はコレでOk?
☆結局、走り出したら上記の場所ほど坂道発進が大変だったトコロもなく
流れ止めは必要なさそうだったので使わなかった。
先日、山開きしたとニュースで言っていたので早めに家を出て、須走まで高速をひとっ走り。
思ったより空いていた道の駅の駐車場にクルマを置いて、、、
☆画像を勝手に借りちゃいました、kniさんごめんね。
あざみと言えば↑この看板なんだろうけど、、、
駐車場からあざみラインへの看板どおりガードをくぐったら少し先のほうに出ちゃったみたい。
時刻は6:00ちょうどくらい。
目指すは11.5km先の新五合目、さぁ行くぜっ!
走り出してすぐ、”山仕様”のままサドルは低すぎ・・・
3cmほど上げ、ちょっと走って、少し下げたあたりで落ち着いた。
スタートからいきなり、上りが始まるんだな(10%くらいありそう?)
ほとんど直線なので先が見えて結構メゲる。
3kmポストを過ぎたあたり、
やっと直線が終わってカーブの連続するエリアへ、
この先は少し緩いのかな?なんて雰囲気に期待しつつ・・・あっさり裏切られる。
このあたりまでなら36インチでも大丈夫だったかな~なんて思ってたのだけど
ココから先は24インチでなきゃ上れないなと思い直す。
延々と続いた直線のあとは、カーブの連続
3kmまでの延々と一定の勾配も嫌だけど、そこから先の急~激急の繰り返しはもっとキツイ。
カーブの連続するエリアになってからは路肩も狭くてクルマの音を気にしながら、
追い越されるときは路肩の端っこのほうに止まってやり過ごす。
道路の左端を走ってるので左カーブのイン側の勾配は更にキツい、
右カーブならちょっとは勾配が緩くなるけど、、、
路肩には小石・小枝やドリフト族の撒き散らしたタイヤの切れ端など、これはコレで走りにくい。。。
5kmを過ぎて、一合目の看板?!
半分近く走ったのにこれから2合3合4合と、、、
坂の本番はこれからみたいだということに改めて気づいてちょっとうんざり。。。
二合目のところにあった駐車場?で休憩しようとするも
止まった途端アブがイッキにまとわりついてきて休んでいられない。
途中でクルマをやり過ごすためにちょっと止まっただけでも
アッというまに5匹以上よってくるんだよ、、、
何で来ちゃったんだろう?ってココロが複雑骨折しちゃいそう。
7~8kmあたりはもう休み休み。それでも押し歩きはしない、だって坂を上りにきたんだもの。
100mくらい走ったら止まって、クルマが来たらまた止まって、カーブ抜けたらまたまた止まって・・・
8.6kmポスト付近のカーブ、
ココで運悪く後ろから飛ばしてきたバイクと重なっちゃって降りるに降りられず、
イン側ギリギリを無理して走ったら脚攣りそうになった。。。
いくら数百メートル以上も遠くからクルマが近づくのがわかるからといっても
自転車でのヒルクライムの時のように道路幅使って蛇行するワケにもいかない、
フラフラ走ってるけど。
そんなときにふと目に入ったこの看板は、、、
ヘルメット被った自転車乗りが蛇行してるのを
揶揄してるに違いない、と。
10km手前でランナーに追い抜かれたよ、、、すげーな。
ワタシは500mlのペットボトル2本目が無くなりそうなのに、
ランナーさんは腰に付けた750mlくらいのボトル1本だけ、足りるのか?!
少し後を付いてみたけどアッというまに見えなくなっちゃった。。。
10kmを過ぎるとアップダウン緩アップ急アップという感じ、
残り1kmも無いあたりまで来たのに四合目の看板を見てない、
最後にど~んと壁みたいな坂があったらどうしようとビクビクしながら進んで行くと・・・
さっきのランナーさんが戻ってきた、
そのカーブを曲がれば五合目だよ~って教えてもらってひと安心♪
四合目の看板は見落としたんだな。
そんなこんなで3時間ちょっとかかって
五合目須走口に到着だよ♪
自転車で来たのかね?って売店のばーちゃんが冷たい水くれた。
売店のおにーさんに「こないだも来た?」って訊かれたけど、それはワタシじゃない。
他にも同じようなコトする人がいるんだ、酔狂なことじゃないんじゃん!と、一人納得。
速乾性の生地なのにスピード出ないモンだから風があたらない、裾から汗が滴るほど濡れたTシャツは
手拭いで湿気を取って売店内の自販機コーナーでパタパタしてたら機械の熱で結構乾いた、
あとはやっぱりアイス食べとかなきゃ、って立ち上がったら、、、
テーブルの出っばりに膝をゴンッ! 悶絶。。。
やっとありつけたこけももアイス
程よい酸味がとっても美味い♪
20分くらい休憩したらあとはイッキに下るだけ、さっきぶつけた膝がちょっと痛い。。。
走り出そうとすると駐車場から登山口へと来る人とすれ違う、
下から上ってきました~って応えてすれ違ったあと、
連れの人に「脚がアスリートじゃん」って言ってるのが聞こえたの、
ちょっと嬉しいけど、既に下り坂に差し掛かっててバランス取るために両足の筋肉は緊張しててですね、、、
脚の筋肉が浮き出て見えるのはハッタリなんだな(笑
他のルートと違って、あざみラインは一人でクルマを運転してる人が多かったけど、登山なのかな?
進路を見ているクルマの運転手さんと違ってオートバイの人は結構コッチ気にしてるっぽいんだ、
軽い会釈やサムアップ、ピースサインなどすると返してくれたりして、、、ちょっと元気もらえる。
下りはじめて1kmくらい、
ずいぶん派手なアクションするライダーだな~と思ってたら目の前で停車???
おぉ!お友達じゃないですか!!!
こないだ富士スカイラインも走ってなかった?って・・・
そのまま通過しちゃったけどその時も見かけて気が付いてたそうです。
まさかこんなトコロまで来て一輪車に乗ってるトコ見られちゃうとは思ってもいなかったよ、それも2回も。
すでに上りで脚がカクカク、下りはずっとブレーキ引きっぱなし。
4kmくらい下って、ブレーキの効きが悪くなってきたような気がするな~って
利き手の左はもう腕が攣りそう・・・
ずっと坂がキツく、途中で右手と替わるのもナカナカ難しいぞ、
おまけに右手は細かなコントロールがあまり出来ないし。
そんなあたりから、ふくらはぎの内側もほんのりと熱気を感じるようになってて
止まってみたらリム~スポークまで、掴めないほど熱くなってたよ。。。
一輪車でもそんなコトもあるんだね~
6kmポストあたりまで下ると坂道の勾配もひと段落、、、
この程度じゃもう「何となく下り坂」くらいにしか感じない、
自転車のヒルクライマーさんとかは
こんなトコを行ったり来たりしてるうちにアタマのネジを落としちゃうんだろうな (笑
下りはほぼイッキに、約1時間で道の駅に到着♪
一輪車をクルマに入れたあとで食堂へ行ってうどん、
更に外のテントでコロッケやら骨付きカルビやら貪り食べたあと、、、
足湯でまったり♪ 脚キタナイですけどね。
お腹も満たされ、足湯で温まってしまったから帰りの高速では眠いのなんのって、、、
とりあえず富士山五合目へのルートは全制覇ってコトでいいかな?
・・・どのルートも自転車じゃ上ったコトないんだけどね、
スバルラインやスカイラインは機会があれば自転車で行ってもイイかな~って思うけど
あざみラインは絶対に行かないと思う・・・もちろん一輪車ではもう行かない。
今回もトラックログを修正なしで公開。
画像クリックするとルートラボのページに飛ぶよ。
往路の速度は3km/h前後だったりする・・・
それなりにガンバったつもりなんだから、歩いたほうが速いじゃん!とか言っちゃダメです。
ちなみにサドルは、、、
最初のうちは少し固めのクッションの穴あき部分の両端のカドが内股にゴリゴリ、
これはNimbusでもKHでも新品のうちはそうだったから、少し使えば大丈夫かな?
痛くはなるけど、他のサドルのようにおマタ全体がじ~んと熱を持つような痛みとちょっと違う。
どちらかというと合ってない自転車のレーシングサドルっぽい感じ、
でも、サドルが馴染んでもっと良く調整すれば長距離では結構イケそうな雰囲気だよ。
この時期はおマタが汗でびっしょりになるのが常なのだけど、
それが無かったのは中抜きのお陰?ちゃんと風が抜けてるのはわかったよ。
唯一、乗り込んだときに
きゃんたまが穴の両サイドのブリッジ部分に運悪く乗ってしまったときに体重かかって
コリッ!となってはぅっ!というコトがあった、、、コレは山では致命的?!