ブレーキのお手入れ

少し前から36inのユニに付いてるマグラのブレーキの戻りが悪い。

ワタシはシリンダーのダストシール周りの汚れを疑ってたのだけど
エアが入ってるのでは?というアドバイスももらったの。

新品で購入してからオイルラインはイジったことないし、
加熱してベーパーロックを起こすほどのコトはしてない、
24のほうで熱くなったコトあったけどそれでも大丈夫だったしね。

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過去にクルマやオートバイをイジってて、ブレーキにエアが混入して戻りが悪いという経験がなかったし
エア混入と戻りの悪いのがどうにも結びつかなかったのだけど・・・

マグラのサイトでDLできるメンテナンスマニュアルを眺めてて、
ひょっとしたら新品のときからほんの少しだけエアが入ってたとか?

組み付け工程のパートのおばちゃんが世間話しながら組んで…(笑

最初は影響のない場所に留まっていたものが、何度も転がってるうちにヘンな場所に入ってしまって
ブレーキを使いだすと温まったエアが膨張して悪さしてるのカモしれない・・・とか?

クルマやオートバイのブレーキのように戻りに強いバネ使ってるワケじゃなさそうだから
その程度のコトで起こるかもしれない。それなら走り出して温まると戻りが悪くなるのも合点がいくし。


とにかく、いちど外してシリンダー周りのダストを掃除するついでにオイル入れ替えてみようかと。



先日の荷物の中身その1:マグラのサービスキット
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ジョイントなど入ってる小物の中には、HS33のサービスマニュアルの展開図に載ってないものがイロイロ。
気になって調べてみたらディスクブレーキのジョイントなどなど、キットはどれも共通なんだな。

新しいHS33は2011年(2010も?)だと、ブレーキ側の造りが少し変わって
オイル交換にシリンジ2本使うみたい。


ちなみに純正オイルは鉱物油系のオイルの匂い、
粘度の低いオートバイの2サイクルオイルっぽいかな~って感じ。


オイル交換に使うものは、、、
オイル、シリンジ(注射器)、ホース(内径4mm)、あとホースのジョイント↓

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左のネジの長いのは3本入ってた(たぶん補修用)、
右のネジ部が短くネジの上部に「つば」が付いてるのが1個(これはオイル交換時に使うためのモノかな?)


オイル入れるとこ、排出するとこ、それぞれホース繋ぎたいから「たぶん補修用」のも使用
ホースも1本じゃ足りないから親父が飼ってる金魚のとこから「ぶくぶくのホース」を拝借してきた。

あとは、下に敷く古新聞とキッチンペーパーとか、、、

わざわざサービスキットを買わなくても
オイルとホースのジョイントだけ取り寄せれば、あとは何かしら使えそうだね。




マニュアルどおり、ハンドルバーは水平&レバーを20度下げた位置でセットして…
(ユニに装着した状態だと無理なので)余ってたMTBのハンドルバーがあったので踏み台に固定。

実験みたいでちょっと楽しい♪
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ホース繋ぐ部分のメクラのネジを外してホースジョイントを取り付け、
レバー側から先に繋いだらキャリパー側のメクラを緩めたとたんにあふれ出ててきた、
先にキャリパー側からホース繋ぐのが良いみたい。

(画像のシリンジに繋いだホースの空気は撮ったあとちゃんと抜いたよ)

シリンジをにゅ~っと押してオイルを下から上へ、
→キャリパー(従)→キャリパー(主)→マスターシリンダー→空き缶に排出


あまりイッキに押すとホースがスッポ抜けそう、ゆっくりと押し込んでいくと・・・

新品時に入っていたのは透明のオイル、20ccくらい入れたところで青いオイルと少しの空気が出てきた。

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空気はホース繋ぐとき入っちゃったものなのか、新品時に混入したのかは謎。

こんなコトしながらデジカメ使うとオイルでべたべただよ・・・


オイルを押し出したらレバーを上に向けてホースジョイントを外して
排出穴をシリンジに少しだけ残ってたオイルで満たして、、、

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ネジを付けるとちょっと溢れるくらいオイルが入ってるから上手い具合に空気が入らずに栓ができる。

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キャリパー側も、残ったオイルで満たしておいてから栓をして、、、
排出したオイルはキッチンペーパーに吸わせて燃えるごみ。


オイルでベタベタになったのをパーツクリーナーでブシュ~ッ!と。

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カラ押しだけでもだいぶスムーズに動くようになったけど、どうだろう?




ブレーキ外したついでに・・・



先日の荷物の中身その2: ブレーキブースター

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ユニの場合はガツン!とブレーキをかけるコトが無いので
ブレーキ時のフレームのたわみ軽減という目的よりも、ブレーキラインの保護がメインだったりするのだけど
山でぶっ転がすMuniと違って、36inはブレーキラインの保護もさほど必要性が無い。




じゃ、何でわざわざ付けるのか?と言いますと・・・




フレームの肩下の長い36inって、ちょっと無理に捻るとフレームがすぐ「たわむ」のね。
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大抵は低速でクィッ!と向きを変えようとするようなときや、アイドリングでバランス崩しそうになったとき。
バランス崩しそうな上に速度が出てないせいもあって、ブレーキがリムに接触して転ぶ。



これはKH36特有のコトなのかもしれない。

タダでさえ幅の狭いタイプのハブを使ってる(フレーム幅狭い)し、
20~29inと同じサイズのアルミパイプ、肩の形状も同じじゃ無理があるんじゃないかな?と。
剛性の高いスチールのフレームなら起こりにくそうだけどな。



そこで、肩の部分だけより短い場所に補強が入れば少しは違うんじゃないかなぁと思ったの、
そのためには4本留めのタイプが必須。


ブレーキの取り付け・調整が面倒になっちゃうし、
なによりごちゃごちゃしてしまったのが気に入らないんだけどね、

ブレーキが白だからと白いのにしたけど黒にすればよかった・・・

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手で押した感じ、少しだけ横方向のたわみが減ったような・・・気がする。



やっぱり、「ごちゃごちゃ感」が増してきたのがちょっとな~
バンパーとかブレーキを24の黒いのと入れ替えてブースターは黒く塗れば少しはスッキリするかなぁ・・・