地図

実家で探し物してたら、棚の奥に入れっぱなしだった世界地図が出てきた。


むかし、顧客さんのとこで頂いたもの。

自分が伺ったときにちょうどを片付けたら出てきて(倉庫とか物置じゃない)
捨てるって言うんで貰ってきたんだ。

その顧客さんというのはバブル期以前まで地元で代々機織業(工場)を営んでいた家の末裔
今はマンション建ってしまったけど、結構広い敷地に工場を改装した貸し倉庫があったっけ、、、

(大正時代から)地元で大きな機織工場を営んでいたような家だから「お坊ちゃん」だったんだろうね、
学生の頃に買ってもらったような気がするとか言ってた。
当時70近かったみたい、それっきり付き合いもなく今はどうしてるコトやら。




道路地図なども数年たつと道が変わってて役に立たなかったりするのだけど、
中途半端に古いと「子供の頃はココの道は狭かったんだよな~」とか
地図本来の目的じゃない部分で楽しめたりして。。。


その頂いた世界地図というのは、、、


ちゃんと軸装してある立派なもの。

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昭和17年(1942)、70年前のもの。

価格は¥3円 だそうだ

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頂いたときは当時の新聞に包まれていたのだけど、
そこに載ってた新聞配達のアルバイトが¥8円/月だったそうだから結構なお値段だよね。
落下傘部隊大成功みたいな記事も載ってた、ボロボロだったから捨ててしまったけど…


昭和17年といえば大東亜戦争の真っ只中、前年の真珠湾攻撃から始まって
まだ日本軍が南方へとイケイケだった頃だよ、

日本の領土がやたら広い、、、北方領土満州国

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ドイツも統一の前の分割の前の、、、

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全体図、

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下部に「列国国勢」という各国の説明があるのだけど、
中華民国、ドイツ、イタリアという順番&その3国だけ詳細に記載してあるのも時代の反映だろうね。

戦前の領土って北方領土4島だけなのかと思っていたのだけど、
カムチャッカ半島のすぐ手前の島まで赤色(日本の領土)だったのね。
GoogleMapで見たら、ロシア語の島名に漢字の名前が併記してあったよ(←知らなかった)



久しぶりに見たら面白くて、、、 結局、探し物は見つからず (爆