Wolf200 のリアショック

ウルフ200、ワタシが手に入れる前のオーナーさんはナンバーを抹消して2年近く置いてあったらしいんだ。

乗り出してすぐ、リアショックからオイル滲んできて、
みるみるうちにオイルだだ漏れ、、、秋ごろに首都高を走ったときはパタパタと跳ねてすげー怖かった。

ダンパーのすっかり抜けた「ただのバネ」になってる、、、どうにかしなくては。

オイルででろでろ、ポタポタと漏れたオイルでバイク置いてる下の雑草は全滅してた (笑

イメージ 2

オークションあたりで中古のモノを探そうにも、出回ってる台数が多くない上に、
もう20年モノというコトで、まともなのは出てこない。

一応、新品で部品は出るけど、製造中止になってからじわじわと価格が改訂されて
6万円近くするんだな、オーリンズを新品で買ったほうが安い(爆

あとは他車種の流用、、、調べたけど使えそうな情報は見当たらなかった。


とりあえず寸法取りのためだけにWolf125のも100円で落札、送料かかったけど。


それからあれこれ調べて、CBR250R の MC17 or MC41 のモノがサイズ的に合いそうな感じ、
MC17は80年代後半~の古いものだから状況はウルフと一緒なので却下、
MC41は2011年~の型なので、状態の良いモノが比較的安く出回ってる

そこで、MC41型のものを入手。

現車のも寸法取り用のもブッシュが無くなっちゃっててわからなくなってるけど
ストロークはどちらも30mmくらい? 硬さのアジャスターが上下逆だ。
イメージ 1

上下のボルト径、ボルト間の長さも一緒。

イメージ 3

上部の取付幅は同じだったのだけど、下部はCBRのほうが2mm広い。(30mm→32㎜)
ブラケットの懐も少し浅いけど、、、それは大丈夫そう。

バネ全体の径はCBRのほうが少し細いけど、線径はいっしょ。
硬さが気になるので取り付けるまえに「ざっくり」測ってみた。

そのまま体重をかけた程度じゃ縮まないので、
足場のパイプで「てこ」にして圧縮。
イメージ 4
リアショックが●mm縮んだときの押し下げる力を知りたいので、
ショックのボルト間の距離を測りながら
滑車とロープ繋いで手元に寄せたはかりの数値を見て、、、

wolf(cbr)〇 はそれぞれのアジャスターの何段め、
横軸は縮みこみ量、縦軸ははかりの数値、あくまで目安ね。
イメージ 5
ウルフ200 とウルフ125では微妙に違うという情報を見かけたのだけど
それぞれ測った値はほぼ誤差程度の違いしかなく。

元の素性がわからない今のが200用のとは限らないし、
寸法取りで手に入れたのも125用というのが本当かどうか疑問だけど。

ダンパーの減衰量の違いだけでバネの硬さは同じなのかな?兄弟車のガンマ200はどーなんだろ?
コレはすっかり抜けてしまってるけどダンパーの伸び側の反発みたいなのあれば
多少は変わってくるカモしれないね。


そのへんは今のと比べて硬さの違いがわかればイイから、適当でも大丈夫(笑


ある程度縮んだトコロから急激に硬くなるウルフのに対して、
CBRのはほぼ直線的に硬くなるんだね。バネの長さに起因するのかな?

初期の硬さはウルフの3段目とCBRの1段目が同じくらい、
手に入れたときから3段目のまま、ちょっと柔らかめだと思いつつ乗ってたから、
ちょうど良い硬さかもしれない。


ブラケット幅は10mmのワッシャーを
(ワッシャーの厚み規格が)1.6mm→1mmまで砥石で削って調整x2枚←コレがたいへんだった
ワッシャーの厚みぶん、ブラケット内側を0.6mmづつ削ったほうがラクだったカモ。

イメージ 6

下側になったアジャスターも回すコトはできるよ、
たぶん硬くすることは無いと思うけど。


一発の記事で書いてるけど、交換しなきゃと思ったのは夏ころ、
リアショック入手して硬さ調べて交換して…で4カ月くらいかかってる(爆


そのあいだに、、、

ブラケットが少し歪んで動きが渋いステップもどうにかしたいなと。

入手先はやっぱりヤフオク、だって新しくキレイな部品つけるとそこだけ浮くじゃん?
ステップ単体ではあまり出てこなくて、ステッププレートごとのほうが探しやすいっぽい。
ウルフ200のもあまり出てこないけど、
フレームが共通?のガンマ200のは希少とか謳ってちょっとお高め。

どうせステッププレートごとならと、RGV250(VJ22)のを入手。
ステップだけ使っても良いのだけど、少しの加工でバックステップとして流用できるそうで、、、

わりとカンタンに付いた♪

イメージ 7

手に持って手前に重ねてるのがノーマルのステッププレート
4cm後退&3cmアップくらい?

イメージ 9

右は交換したステップ、左はまだ変えてない

いい歳したオッさんが何やってんだろ(爆



RGV用のマスターシリンダー&ホースもあったのだけど
マスターシリンダーは固着してるしホース詰まっててダメ。

ホースは結果的にウルフのを使った方がよさそうだったので、それを使った。

マスターシリンダーはネジ切ってあるのがマスター側かプレート側かの違いはあるけど
ウルフのも使えなくはないのでそっちを使うコトに。

ぜんぶ接続してブレーキオイルを入れようとしたら、、、様子がヘン?!

ウルフのマスターも動きが悪くなってて、ピストンが戻ってこねー状態でやんの。

イメージ 8

乗ってて、なんかタッチがヘンだと思いつつ、
そんなモンなのかなーと思ってた(爆


リペアキットをお取り寄せ、どちらも同じなのでRGVのほうをオーバーホール

オーバーホール後、真ん中のピストン押してもすぐ戻ってくるよ。

イメージ 10

組付けてブレーキオイル入れたトコロでその日はおしまい。
期せずしてマスターのオーバーホールも出来ちゃった。

ちょうど↑やってた頃にブレーキオイルを買いにいったのが2週間前の記事だね。


それから日没以降は寒くて乗る気にもならず、
時間がなくてナカナカ試せなくてね、、、

今日の午後、ちょっと走るくらいなら日没までに帰ってこられるかな?と乗ってみた。

ワタシにはちょっと柔らかに感じた「Wolfの3段目」は、
荷重かけるとぐにょ~んとある程度まで沈む感じなの、

今度はちゃんとダンパーも効いて初期の動きはバッチリ。
そこからはWolfのように沈む前に粘るから、
沈み込みが少なくてほんの少し腰高感?が増したかな。
そもそもウルフのもダンパーが効いてればイッキに沈むコトなかったのカモしれないし。

ステップも交換しちゃったからよりそう感じるのかもしれないね。

ある程度の速度以上で曲がるときにリアが跳ねなくなったので
ぜんぜん乗りやすくなったよ。←それが普通の状態だって(爆

CBRのカウル無し兄弟車?のMC43のは仕様が変わるのかな?
社外の無段階調整式のリアショックならもっと融通ききそうだね。

そもそもほとんど乗り込んでないし、ノーマルの調子良い状態なんて知らないし、
こんなモンだと言われれば納得しちゃうかも?


フロントタイヤがヒビ割れてるからあまり飛ばせないけど
そこそこ気分よく走れたのも少しのあいだだけ。

五日市を過ぎたあたりから、
凍結防止剤を撒いたような痕があったので、湿ってるっぽいトコは気を付けてたけど、、、

ちなみに檜原あたりの道路脇にあった温度計は5℃を表示してた。


その檜原を過ぎたあたりでズルっと。危なっ!

イメージ 11

日陰では縁石の隙間に生えてる雑草が白いのは露出のせいでなく
露が凍ったまま(汗

橋の上は路面が凍結してるトコロもあったよ。

今年は暖かいけど、もう雪が残っていてもおかしくない時期だものね。

奥多摩周遊・都民の森を往復するつもりだったけど、これじゃぁ、、、
というコトで、武甲トンネルを抜けて上野原へとエスケープ。

五日市側は山裏で日陰になる九十九折れのヘアピンの連続、
路面は濡れてるし路肩は凍ってるっぽいし、怖ぇ~。 
斜面には雪!?

イメージ 12

武甲トンネルを抜けて上野原までの下りは路面に大きな凸が設けてあるのだけど、
前に通ったときはバタバタ跳ねて車体や車載工具?がガタガタ音を立ててたのに
今回はそんなコトもなく。

上野原側へと出て甲州街道を経て、日没前に帰宅できたよ。




キャブのスローが詰まってしまったっぽくて、アイドリング~低回転が絶不調
バラして掃除したいけど、もう寒いしね。

地面が土のままのうちの青空ガレージ、明るい時間にしかできないし
これからの時期は霜柱ザクザク、それが融けるとドロドロになる。
ネジとか落とすと面倒なのよ (爆

そんなワケでしっかりシートかけて春までおあずけ?!
で、次に動かすとまた新たなトラブルが出たりするんだよね (笑