夏休みの…

普段は滅多に連絡などして来ない甥っ子から珍しくメールが来た。

(イマドキは小学生でも携帯持ってるんだな、おまけに文章はタメぐちだ…)


オヤジが電話を受けたののだけど、夏休みの工作の相談に乗ってほしいようなコトだったらしい。

「ラジオがど~のこ~の…言ってたゾ」って、ソレじゃわかんねぇよ。

でも何となくラジオを作りたいって雰囲気だったらしい。

そこでウン十年まえはラジオ小僧だったワタシに白羽の矢が立ったってコト?



彼は小学校の高学年、コツを教えてあげれば半田付けは出来るかな?

トランジスターラジオの組み立てキットを作らせるって手もあるけどソレじゃ面白くない、

部品の少ないゲルマニウムラジオ程度なら一から作れるかなぁ…

オジさんちょっとワクワクしてきた。


張り切っちゃうよ~




ゲルマニウムラジオに必要な部品って、

コイルを作るためのポリウレタン線

可変コンデンサー  ゲルマニウムダイオード  クリスタルイヤホン

たったコレだけ。



基本的にはコイルとコンデンサーの値だけ合わせれば大丈夫なの、

可変コンデンサーは規格が決まってるから、ソレにあわせてコイルを作る。

コイルは直径、線の太さ、巻数で値がほぼ決まります、

昔は欲しい値のコイルを作るのに電卓叩いて計算したのだけど

今はエクセルで一発!便利になったモンです。


シビアな電子機器と違って「ある程度」値が出てれば大丈夫なのだけど

せっかく作ったモノが失敗しようものなら、オジさんの面目まる潰れ

それはあまりにもカッコ悪いので、事前にちゃっかり試作。



塩ビパイプの切れ端にポリウレタン線をグルグル…

イメージ 1

こんなコイル作るのって何十年ぶりだろう???


部品が非常に少ないから、とりあえず中空配線

(線と線を繋いだだけ、部品は宙ぶらりん)



イメージ 2

出来た?!


赤/黒のみの虫クリップはそれぞれアンテナとアースに繋ぐの。


早速、浴室に行ってサッシの枠(アンテナ)蛇口(アース)に繋いで…

NHK第2と別の国内の放送局、あとはロシア系?っぽいのが聞こえる。

バッチリだよ! d(^o^)


ゲルマニウムラジオって電波を受信してその電力でイヤホンを鳴らすのが精一杯なのだ。

おまけに回路が単純だから放送が混信してるのは仕方ない。

(どんどん回路を追加して選択性を良く&音声の増幅回路も追加すれば立派な?!ラジオになる)



あとはコレをアレンジして、ベニア板か何かで体裁の良い台でも作って固定すればOKじゃない?

電子工作と木工作、両方楽しめる(かどうかワカラナイけど)



ただ、イマドキの小学生ってこんなモノで満足してくれるのか?ってコトが心配なのだけど…