CNC加工機(のようなモノ)を作ろう(3)
CNC加工機(のようなモノ)を作ろう
機械の制御ソフトの設定で、
軸が1mm動くためにステッピングモーターが何ステップ回転するという設定があるの
Z軸のモーターは48ステップで1回転する、
更にマイクロステップという設定で1ステップ1/8に細かく分けてスムーズに回るようにしてある
ネジのピッチが1mmだから設定値はそのままステップ数で良いのだけど
問題はX軸Y軸のほう、
モーターは1回転20ステップ、ネジ軸のピッチが3mm(実測値)なので
1mm動くためのステップ数が小数点以下の数が出ちゃうんだな、
小数点以下の小さい数は切り捨てられちゃうのか?
直線はともかく円弧や斜行する動きを何度もしてるうちにだんだんと位置がズレてきてしまう、
そこで、小数点未満の数を切り捨てて設定したら大丈夫みたい
どうせ誤差が出ても狭いワークエリアの中で0.1%未満だから問題ないし、、、
そんなコトをしつつ、最初はステージのアクリル板に貼りつけた付箋に線を描いて遊んでたのだけど
今度はモーターを取りつけて切削のようなコトをしてみようかと。
amazonで買ったモーターコントローラー(TTL制御も可ってヤツ)
スピード調整用の可変抵抗が付いてた端子にモーターシールドからのPWM信号を入れれば
0V~電源電圧(12V)まで可変できる
組み合わせるスピンドルモーターは、、、
マブチのRE-140モーター(笑
ソフトの設定で最大電圧を抑えるコトができる
定格は3Vだけど、振動とか熱とかあって2.5Vくらいで回すのが丁度よさげ
モータの軸とビットの接続は模型用のシャフトジョイント
モーター側が2mm、ピット側は2.3mmなのだけど、ビットの規格は2.35mmなんだな、
モーターに取りつけて回転させながら内側に細いヤスリ当ててちょっと擦ったら入ったよ
ビットはリューター用のもの、
ハイスビットとかダイヤモンドビットとか数種類あったので試してみる
それと、100均の乾電池式のリューターのドリルビットも買ってみた(笑
モーターがモーターだし、100均リューターと同等の切削能力しか無いんだろうなーと。
そんなワケで切削対象はバルサ板だよ
モータの軸が細いので送り速度が早いとシャフトがしなる(爆
ビットの軸を少し切断して短くするといくらかマシになる。
切削能力はやっぱりダイヤモンドビットよりハイスビットのほうが「多少」早い程度、、、
100均のドリルビットは穴あけはサクサク快適なのだけど、
エンドミルの代用にはならなかったよ(爆
ソフトウェアは当初のGrblControllerからbCNCというソフトに変えてみた
これは動作中にモーターの回転や送り速度が変えられるので
丁度良い値を探るのに役立ったよ
手持ちのビットの中で一番マシだったのが2.3mmの球形のハイスビットだったのだけど
切削速度は深さ0.5mmで1分間に30mm程度が限界
それ以上だと軸の移動の力が足りずにモーターが脱調しちゃう、、
切削というより擦り取る感じ、切削屑というより粉塵が舞う
CNC=自動制御の機械のハズなのにパソコン机の上で粉塵が舞うのもマズいから
ハンディ掃除機片手にずっと様子を見てなきゃイケナイ(爆
移動速度は毎分20mm0.2mmづつ10レイヤーぶん彫りこんでいって
↓こんなモノに45分もかかった、、、汗
モーターのコントローラー自体は380とか540モーターも繋げられそうなのだけど、
そもそも台の送りが非力すぎてこの程度で精いっぱい、
このくらいのモーターが丁度イイっぽい。