こいで~あいづの所まで(1)

昔、大型オートバイに乗っていた頃からずっと走ってみたいと思っていた
JR只見線沿いの国道252号、六十里越峠

数年前の台風で只見線の一部が不通になったきりというのが残念だけど、、、


大型のオートバイなら往復は高速使えば日帰りで行けなくもない(約700km)けど
機会のないまま、、、乗り物がバイクから自転車を経て一輪車に変わり、、、

どうせ行くなら新緑または紅葉の頃だよね、
冬期の通行止めが解除になるこの時期は毎年気になってたのだけとずっと機会がなかった、

今年はGW過ぎたら少し余裕がある、
その年ごとバラバラな通行止め解除が今年は5月10日というのを知ったのがその日、
その週末は無理だけど20日の週ならイケるカモ?というのがハッキリしたのが16日ころ。

心配なのは腰の痛みだけ、、、

漠然としていた計画を練り直し、元々最悪は野宿でもと思っていたけど、
若者ならビンボー旅もオッさんがやるとただの浮浪者みたいじゃん(笑)

少しでも荷物を減らさないと肩の荷が腰にかかるから、テントや寝袋なんて持って行けないしね、
不安はカネで解決!と慌てて宿を手配するコトに、オトナの選択。

国道252のスタートは新潟の小出から、

家を始発で出ても小出に着くのは8時過ぎになっちゃう。
会津若松まで峠を経て160kmくらい、それでも自転車なら暗くなる頃には走り抜けられそうだけど、
一輪車じゃそこまでペース速くない。

なので、前日のうちに小出へ移動して1泊することに。

国道252沿いはいくつかのスキー場があって、それらの周りに民宿はたくさんあるのだけど、
シーズンオフだから?何軒も断られて焦ったよ…


金曜日も仕事を休んで、通勤の時間帯が終わった頃にノコノコと出発、
平日の昼間から知り合いに見つからないかドキドキしながら駅まで自走(笑

まだ真っすぐな姿勢をとろうとすると痛くて、カラダが傾いた状態のままでバランスわるい。
荷物のなかでも比較的重い工具や予備チューブ(500gもある)などを右側に寄せて、
更にはバックパックの肩紐も右側のほうだけ締め気味にして、
ある程度は誤魔化せたよ。根本的な解決にはなってないけど。


「遠征」でいつもイチバンの心配事は現地までの電車の乗り継ぎなのだ。

みどりの窓口で、スマホで検索した乗り継ぎ案内の画面を見せて、この通りにいきたいっ!って、
それでも乗り換えが心配だから新幹線は1本後のやつ…(^_^;)

ちょうとその頃、人身事故で遅延というアナウンスが流れる…えっ?!

乗り継ぎで少し遅れたけど1本後にしたせいで新幹線は間にあったよ

新幹線→在来線への乗り換えの浦佐駅
平日の昼間とはいえ新幹線が止まる駅なのに、ホームにいる人はまばら。

イメージ 1

今年は積もるほどの雪が降らなかったのもあって、残雪の山にちょっとワクワク♪

イメージ 2←このネタやってみたかったの(笑

駅を出て、とりあえずゴハン
定食でも(きっと白米はオイシイはず)と思っていたけど、
想像以上に暑くてね、今年お初の冷し中華


四日町交差点、ここが国道252号の新潟側の起点らしいです

イメージ 3

ここから国道252号線を経て会津へ行くよ、

歩道は積雪地帯仕様?雪を処理できるようにグレーチングの蓋がたくさん、
すげー走りにくい…

イメージ 4

道路の標識や信号機も関東では見かけない仕様なのが面白い

イメージ 9

ちょうど田植えの時期、そこらじゅう田んぼ。
これぜんぶコシヒカリなんだろうなー

イメージ 5


途中で飲み物を補充するため停まっていたら、
クルマが来て降りてきた人に声かけられた。

イメージ 6

念のため、記事にするのは構わないけど、
中には快く思わない人もいるかもしれないというコトは伝えたけどね、
1人でも一輪車は女の子の遊びという誤解が解ければ、、、


国道は破間川、只見線と交差しながら、
クルマでは通り過ぎてしまいそうだけど、
一輪車のペースだと写真や映像で見かけそうな景色がたくさん♪

今日は行程に余裕があるのでのんびり走りながら
こことか、良いじゃん?って思った場所は、代表的な撮影スポットだそうで、、、

イメージ 7

↑のすぐ先、宿を取った須原に着いたけどチェックインにはちょっと早いので、近くにある酒蔵を見学。
窓口でお願いするとお姉さんが出てきてそのままスタート

イメージ 8

所要時間15分くらい、ざっくり説明を聴いて売店へ(笑)
試飲とかあるみたいだけど、お酒飲めないしね、、、

その後、駅に行ってみた。

いかにもローカル線という時刻表…

イメージ 10

このとき時刻は16時くらい、
さっきの撮影スポットまで5分ほど、32分の下り列車を見て戻ってきても17時にはチェックインできそうだと。
戻ってみたらプロっぽい人がカメラ構えてた、、、

イメージ 11

1日に数本しかない列車を撮るコトができて
なんか、嬉しい♪


すぐ須原に戻り宿に着くと、灯りもついていないロビーのソファーに女将さんがいた

ワタシ「今日予約したのですが?」
女将さん「聞いてないけど」
ワタシ「インターネットで、受付の確認メールも届いてますし…」
女将さん「何も用意してないから…」
ワタシ「素泊まりでも何でも…泊まれないと困るのですが」

というやり取りがあったけど、用意してくれるコトに。

インターネットのほうは若い人に任せてて、
シーズンオフの今は(平日ということもあって)確認していなかったようです、あぁびっくり。

ともあれ、30分ほどでお風呂の用意ができ、
お風呂あがる頃にはちゃんと食事もできてて…さすが。

ちょっと高齢の女将さんと自分しか居ないので鍵もかけず財布も置きっぱなし、
親戚の家に来たみたいだ(笑)

そんなこんなで1日目は終了。

自宅〜駅までの自走も含めて24kmくらい、とりあえず腰の様子は大丈夫そう。。。