CNC加工機の換気

こないだ作ったCNC加工機、2.5mmくらいのべニア板ならレーザーで切断できるようになったのだけど
表面をサッと焼くだけの「お絵かき」と違って、焼き切ろうとするとそれなりの煙が出るんだ、
蚊取り線香3本くらいまとめて火を点けたくらいの(爆

すぐ隣が台所なので換気扇の下まで持って行っても
レーザーモジュールの冷却ファンの風に掻きまわされて、換気扇で排気される前に
部屋中に煙や木材の燃える臭いが充満してしまうんだな。

しばらく換気扇を回していれば臭いは抜けるのだけど、
動作中の臭いが結構キツいの。

そこで、局所排気を設けてみるコトに。

余っていた60mmのDCファンと1リットルのペットボトル

イメージ 1

ペットボトルを適当な長さに切って、、、

イメージ 2

手に入れた柔らかい排気ダクトは50mm径くらい、
それと同じくらいの径の缶をゲージがわりに突っ込んで、
ヒートガン(ドライヤーの強いのみたいなヤツ)で熱を加えると、、、ペットボトルが収縮する。

イメージ 3

ガスコンロでも出来るのだけど、最近IHに変えてしまって・・・
こういうちょっとした時に炎が使えないと不便だな~

缶のほうを抜けばアダプター完成♪

イメージ 4

ペットボトルを収縮させるのは他にイロイロなコトに使えるから知ってると便利だよ
ボトルだけでなくラベルも熱で収縮するぞ。


何か適当なホースないかなーと物色してる時に
防炎?の柔らかいダクトホースはヤフオクで見つけたんだ。

イメージ 5

2mもあれば足りるのに、10mもある、(爆
500円で落せたから余長ぶんは処分しても良いし。

加工機の上方、2mくらいの場所に突っ張り棒を取りつけるコトが出来たので
高い場所からダクトを紐で吊ってフリーに動くようにして、
吸い込み口をレーザーモジュールに引っ掛けてある

イメージ 6

とりあえずモジュールの動作に影響が出るコトはない。

ファン側はマグネットフックで換気扇のトコロへ

イメージ 7


arduino(+CNCシールド)のPWM出力は
ファンを駆動できるだけの電源容量が無いんだな、

そこで、簡単なリレーユニットを制作
PWM出力でトランジスタ(2SC1815)を駆動→トランジスタでリードリレー(SS1A05D)を駆動
リードリレーで小型リレーを駆動、小型リレーの接点は独立させてある(A接点)ので
負荷は12Vでも100VでもON-OFFできるよ

イメージ 8

機械の下に無造作に入れてあるだけなので、
裏側のむき出しの配線が他の部分に触れて火花が散ったのはココだけの話(汗
そんなコトがあった後も裏にガムテープ貼っただけ←懲りてない

PWM信号はCNCシールドCOOLANT端子から、
Gコード(加工データ)のほうにファンのON/OFFのコードを追加しても良いのだけど
ソフトウェア(bCNC)のほうでも手動でON-OFFできる。

イメージ 9

元はクーラントのアイコンのとこを編集してファンっぽいヤツに。

ファンも貧弱だしダクトの抵抗も大きいからどうかと思ってたけど
加工中の煙&臭いはだいぶ改善されたよ。