温度計
自分の部屋にはセンサーを延長できるタイプの温度計を置いて
常に室内・屋外の温度がわかるようにしてあるの
←こういうヤツ、屋外は窓のすき間からセンサーを出して測ってた
最近それが調子悪い
新しいのを買おうと思った(\1000もしない)のだけど
Arduinoにセンサーを接続すれば計測できるんじゃない?
センサー自体は\200くらいから出回ってるから、試しに作ってみようかと
基盤むき出しのタイプではなく、プローブのようなのをお取り寄せ
一般的なセンサーといえば
サーミスタを使って温度で変化する抵抗値(電圧)を計測して…
というイメージだったのだけど、デジタルな出力をするタイプだった、
ネットに出回ってるスケッチ(プログラム)を探してArduinoに書き込み
PCのシリアル経由で表示させるとちゃんと動作するのを確認
仕事で使ってる(かなり信用できる)温度計と比較しても0.3℃くらいの差だったから
普通に気温を見たいだけなら問題ないレベル
センサーをもう1系統繋いで、
LCDが余っていたから、それを使って表示させようと思ったのだけど、、、
昨秋に庭の端っこのほうにコンセントを設置したときに
LANケーブルも通しておいたのよ、
今のところ他に使う予定がないから、そのLANケーブルに繋いでみたいなと
イーサネットシールドというモノをお取り寄せ
室内は別の温度計があるから、とりあえず無くてもいいや
ArduinoIDE(開発ソフト)にあったネットワークのサンプルプログラムと
先の温度計測のを組み合わせ、LANケーブルでネットワークに繋いでみる
ちょっとしたサーバーとして機能させるコトができて
アドレスにアクセスすると取得した温度をブラウザで表示できた
半角で「℃」が出せず、半角の「’」(ダッシュ)と「C」だったりする((^_^;)
どうせ部屋にいるときはPCが立ち上がってるからブックマークしておけばすぐ表示できるし
設置しようとする防水の箱には、コンセントがあるのだけど
↓こんなモノを見つけたので試してみた
PoEという「LANケーブルで電源も一緒に送ってしまおう」という規格があって、
それに対応した機器やそれに給電できるハブとか電源装置とかあるの
これはインジェクター&セパレータ (パッシブ型?とかいうらしい)
右のLANモジュラージャックをネットワーク、DCプラグにACアダプター
左のLANモジュラージャックは機器、DCプラグは機器の電源へ
途中はLANケーブル1本だけなので、機器のそばにコンセントが無くても
お手軽にPoEを実現できるというモノ
駆動時、USB5Vのときの電流は0.2A、消費電力1W
LANケーブルは太くないし、距離も20mくらいある
その先で繋いだら、どのくらい電圧降下するんだろう?って気になったので
抵抗の分圧回路を追加して
外部電源を繋いだときに電源電圧も表示できるようにした
試しに極細タイプのLANケーブル(1m)を繋いでテストしてみると
ACアダプターの12.2V→11.4Vへと電圧降下してる
極細LANケーブルの導体は0.2mmくらいなのかな?
庭の先へ行ってるLANケーブルはそれより太い(たぶん0.5mmくらい)とはいえ
ざっくり計算すると3V近く電圧降下しそうな感じ、、、
外部電源のときは7V以上あれば動く仕様だから大丈夫なのだけれども
組んでから数日間、ACアダプター(12V)を繋ぎっぱなしで様子を見てたのだけど
外部電源用のレギュレーターが結構な熱を持つのね
手で触ってちょっと熱いなって程度、
基盤むき出しで部屋に置いてあるうちは問題ないと思うけど
風の通らない箱の中に収めるにはちょっと不安だから
念のため小さな放熱器を貼りつけておいた
こんなのでも「熱い→温い」になるくらいの効果はある
プロトシールドというユニバーサル基盤みたなのがあったので
ピンに挿してたセンサーやら抵抗をハンダ付けしてスタック
いちばん下のArduino本体の色が最初の画像と違っているのは
お試し中に基盤の上に工具を落としてショートさせて壊してしまったからです((^_^;)
防水の箱とはいえ、屋外で基盤むき出しで霜柱の立つ地面に落したりしたらアレなので
段ボールで箱を作った(笑
基盤のランド穴のハンダめっきにLEDの光が映ってちょっとキレイ
空間がどんどん狭くなったので、ついでに5Vで動く小さなファンも入れておいた
それを屋外の防水箱に画鋲で留める(爆
箱に穴を開けてセンサー部分だけ外へ出したよ
コンセント箱も含めて、温度計を作るつもりが百葉箱っぽい感じになってきたぞ(爆
太陽のあたる午後は温度が上がるカモしれないけど
その時間に温度を確認するコトはないから大丈夫
いつもは信号ケーブル繋いでから電源を入れるという順番だったから
LANケーブルを挿して電源と信号が同時に入ると起動ができないのは困った
このシールドは元々そういう弱点があるみたい
段ボールの箱はガムテープ巻いてしまったから
いちいちリセットボタンというのも面倒だなと思っていたけど
家のほうでACアダプターの抜き差しで再起動したら
ちゃんと起動&接続できたよ
気になる電圧降下は、、、
2.5~2.6Vくらい、これくらいなら大丈夫
これ用にブラウザを起動して、モニターの端っこのほうに小さく表示
文字を拡大表示(普段は使うことないブラウザの機能)すれば見やすいね
この記事を書いているときにもどんどん気温が下がってきて、、、
ちゃんとマイナス表示も出てひと安心・・・って、どうりで家の中が寒いと思ったよ
部屋に置いて常時表示させておくのも良いカモしれない
イーサネットシールドはSDカードを挿せるようになっていて
取得したデータを書き込み&読みだしてエクセルに取り込んで
温度の変化をグラフ表示というコトもできそうなのだけど・・・試行錯誤中
出来るのはいつになるコトやら
コレで満足して、それっきりになってしまいそうな気がしないでもない、、、